高坂小学校の子供たちは1学期からタブレットをたくさんたくさん活用しています。
タブレットを使った学習はもはや日常であり、私のクラスでも文房具の一つになりつつあります。
そうした状況で訪れるのが「慣れ」です。緊張感がなくなると、タブレットを通じた人間関係のトラブルや機器の破損などが起こりやすくなります。
そこでクラスで、タブレットの使い方について子供たちと考える時間を作りました。具体的にいうと「一つだけ約束を決めよう」と提案しました。
次のような活動を行いました。
①一人一人が約束を一つ考え、googleのサービスである「ドキュメント」に共同編集モードで書き込む。
②子供たちが考えた約束をテキストマイニング(AIが文章を分析)して、重要な語句を抽出する。(下の画像は実際に分析した結果)
③抽出された語句を使って、グループで文章に再構成する。
④各グループの出された文章をクラス全体で考え、一つの約束にまとめる。
結局、クラスでまとまった約束は「相手が傷つく使い方をしない」となりました。ありきたりな表現に感じるかも知れません。しかし教師が一方的に提示するのと、子供たちが考えて考えて作り出したものでは言葉の重みが違います。きっと子供たちはこれからタブレットを使うとき、より「相手」を意識した使い方をしてくれると思います。
タブレットは子供たちの精神的な成長も促すことができると感じた授業となりました。
文責:吉野倫
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