晴天に恵まれた先週の水曜日。6年生と遊ぶ最後のわくわくタイムが行われました。
遊びの進行がとても上手になってきた5年生。それを温かく見守る6年生。
1年生から4年生の子供たちもお兄さん、お姉さんの姿を見て「自分もこうなれたらいいな」という思いをきっと持ったのではないでしょうか。
かつて哲学者カントはこのような言葉を残しました。
「人は人によりてのみ人となり得べし、人より教育の結果を取り除けば無とならん」
わくわくタイムで計画を立てるのも勉強、全員が楽しめるように遊びのルールを工夫するのも勉強、遊びを全力で楽しむのも勉強です。人は人と関わる中で、人となるのです。
今年度は新型コロナウイルス対策で、「人と関わる」ことが多く制限されました。それによって座学ではできない勉強を行う機会が減ってしまうのではないかという心配がありました。事実、例年と同じような活動を行うことは叶いませんでした。
しかしそういった制限がある分、工夫を否が応でもしなくてはならない環境が生まれました。
私は今年一年、例年以上に「人と関わる」重要性を皆が考えた分、マイナスばかりでなくプラスの部分もあったと信じています。
もう春はすぐそこまで来ています。
文責:吉野倫
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