今週から卒業式練習が本格的に始まりました。コロナ禍ということもあり、最小限の式典規模、最大限のコロナ対応という考えのもと、練習を行っています。
今日は卒業証書授与を最初から通しで練習しました。通しで練習するのは今回が2回目。しかし子供たちの吸収力は素晴らしく、基本的な動き方は全て覚えてしまいました。
私はクラスの子供たちに「6年生にしかできない動き」をしようと話しました。それはただ私語を慎むといったレベルの話ではありません。具体的には式典中指先から足先まで集中し続ける精神力と、何があっても対応できる臨機応変な対応力、そして少ない練習量で完璧に動き方を身に付ける記憶力といったものが挙げられます。
「6年生にしかできない動き」はただ無為に時間を過ごしていては身に付きません。この1年間の努力や成長の集大成を表現しようとしたとき、はじめて可能な動きです。
そして現在の子供たちはその「6年生にしかできない動き」を見事に表現し切っていると思います。確かにまだ改善の余地はあります。しかし改善しようと話せば、心からそれを受け入れ、すぐに改善することもできます。これもまた成長の証です。
今年度は昨年度に引き続き、校内の教育活動の多くを保護者の方に見ていただくことができませんでした。悔しい気持ちでいっぱいです。しかしその分、卒業式当日はご期待ください。例年以上に子供たちの成長を感じ取っていただけると思います。高坂小で過ごした6年間の集大成として、子供たちの最高の姿をどうぞご覧ください。
文責:吉野倫
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