すっきりとした青く晴れた空のもと、「がんばれー!」「かっこいい!」そんな声が飛び交う、そんな元気いっぱいな運動発表会を11月12日に行いました。この日に向けて各学年、各色の団で思いっきり練習に励んでいました。今年は運動発表会ということで3つのブロックに分かれて各学年、応援と演技、徒競走を行いました。
まず2年生と4年生のブロックから始まりました。やる気に満ち溢れた応援ではどの団も、見に来てくださった保護者を圧倒するほど精いっぱい頑張っている姿がみることができました。徒競走ももちろん本気で頑張っている姿がありました。そして待ちにまった2年生の演技が始まりました。「ジャンボリミッキー」の演技でした。2年生全員でミッキーの耳をつけて白い手袋をはめて、ミッキーになりきって素敵な笑顔で踊る二年生は、かわいらしい空間を校庭に作り出していました。最後の神田先生のお話に「まるでディズニーランドにきた気持ちになりました」という言葉もありました。
そのあとは4年生の演技が続きます。「ソーラン節」の演技でした。マツケンサンバのリズムからの入場行進から始まりマツケンサンバの「オレイ!」がそろった瞬間、身を乗り出す保護者も少なくありませんでした。ソーラン節も力強い演技は言わずもがな圧巻でした。低く落とした腰、指先まで意識が行き届いた繊細な表現、そして何よりも息のそろった「ソーラン!ソーラン!」という掛け声。どこをとってもさすが高学年の仲間入りをした4年生という演技でした。
次のブロックでは、1年生と6年生のブロック。1年生も6年生も自分たちの応援では声枯れるほど思いっきり行い、地面が揺れるほどのジャンプをして応援を盛り上げました。それだけでは終わらないのが高坂小の子供たちです。ほかの団への応援や高坂小への応援までも活気あふれた応援になっていました。初めての徒競走を行った1年生、小学校最後の徒競走の6年生、どちらもゴールを一点に見つめ思いっきり頑張りました。中でも印象的だったことが、「団長~がんばって~」などと1年生から6年生への応援を自然としていました。応援練習で毎日頑張った結果学年を超えた絆が生まれたのだなと私は感じました。初めての演技の1年生は「ドラえもん」の曲に合わせて踊りました。各色のボンボンを両手に意気揚々と心も体も弾ませる1年生。5クラスある1年生は人数も多く小さい身体ながらも迫力のある、なおかつ可愛らしい演技でした。
そして6年生の演技です。小学校最後の演技はセンスを使った「千本桜」でした。ダッシュから始まり交差する6年生。ピシッと立ち止まり扇子を上にすっと挙げ、音楽に合わせてサラッと扇子を広げる姿に一気に観客全体が6年生の演技に引き込まれました。前後左右斜めにあちらこちらに堂々と扇子を巧みに使い魅せてくれました。一言でいうと「美しい」そんな言葉が当てはまります。華々しくもあり、雄大さもある小学校最後の演技は立派でした。そして、最後、各団の団長が1人1言思いの丈を校庭にぶつけました。観客の中には感動して涙をこぼす方が少なくありませんでした。ぜひ気になる方は、制限付きでYOUTUBEにアップしているのでぜひ見ていただけたらと思います。
最後は3年生、5年生のブロックです。運動発表会最後の部なので準備運動でも気が引き締まっています。YOASOBIの「夜に駆ける』に合わせて心拍数をあげて満遍なく準備運動を行いました。応援合戦は、1,2,4,6年に負けじと息のそろった全力の応援を披露してくれました。一人ひとりのきりっとした顔に心を打たれました。昨年よりも20メートルのびた徒競走も最後の最後まで集中して例外なく3年生、5年生は走り切りました。
3年生の演技は「ソーラン節」です。遠くにいても聞こえる声で「どっこいしょーどっこいしょ」「ソーラン、ソーラン」と3年生の成長した姿が見ることができました。途中で移動をしてからの十字に並び、踊るソーラン節は全員がかっこよくとても見ごたえのある演技でした。
そして最後の5年生の「ダイナミック琉球」です。沖縄の民族音楽からの入場は順番に校庭を周って走っていました。自分の位置につき行う構えのポーズは微動だにせず片足でしっかりと立ち凛々しいです。「うみよ~」から始まるメロディは静かに優雅に撥と太鼓を持ち魅せてくれます。そしていきなり始まる「せいや!」というそろった掛け声から太鼓の音が高坂小学校中に響き渡っていました。体全身を使い息の合った声で魅せる演技は息をのむほどのものでした。始まってから一気に引きこまれて圧倒されている間に終わりました。1列ずつ心のこもった全力の「ありがとうございました」を保護者に届けダッシュで退場をしている様に思わず自然と拍手が起こるほどでした。さすが5年生という演技でした。
どの学年も運動発表会を終えて、はちきれんばかりのとびきりの笑顔で、「やりきった!」「がんばった!」「楽しかった!」という声に満ちていました。今まで各団の応援団中心に応援練習を進め、毎日の演技練習や徒競走練習など、最大限に発揮された1日になったようです。見に来てくださった方、今まで支えてくださった方、子どもたちの成長した姿をきっと見せられたと思います。ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。
文責:関口
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